和の文化が世界で見直されています。凛とした風格、趣、独自の個性。年月を重ねるごとに風合
いが深まる瓦は、和の文化の象徴でもあります。洋風、南欧風、シンプルモダン、現代和風、純和風。
その個性は住まう人の風格を主張しながら、年月が経つほど美しくなっていきます。
F形(Uタイプ)
フラットな板面にU字形のアクセントを加えたタイプで、直線のラインとアール部分のハーモニーから生まれる洗練された印象が特徴です。
F形(Mタイプ)
フラットな板面をベースに、大胆な曲線のアクセントを施したフラット瓦の進化形。リズミカルなウェーブは、南欧の海に揺れる波のような美しさです。
S形
S形のSはスパニッシュに由来します。その特徴は大きく描かれた曲線にあり、ゆるやかな陰影が生み出す美しさは、地中海の町並みをイメージするでしょう。
F形(フラットタイプ)
見た目はスレート形屋根材に似ていますが、決定的に違うのはその質感。ナチュラルな風合いが、格調と優しさをもたらします。
J形(釉薬瓦)
まるで海原にさざめく波のように美しいJ形。機能性も兼ね備えた造形美は、古くから日本の屋根を彩ってきました。釉薬の違いにより、カラーバリエーションが豊富です。
J形(いぶし瓦)
もっとも伝統的ないぶし瓦。この「銀色」は着色ではありません。燻す過程で表面に付着する「炭素膜」が独特の質感を作り出しています。形はJ形(釉薬瓦)と同じです。
瓦屋根は色褪せることがないためメンテナンスフリーで、長い目で見ればコストも安く、また最近の瓦は防災瓦で台風や地震といった災害にも強いとのことから瓦屋根にしました。建てて10年経ちますが、新築の時からほとんど変わらず、手のかからない屋根に満足しています。毎年台風がやってきますが、びくともせず、最近ではあまり気にも留めず安心しています。
建築date 築10年 使用瓦:F形(Uタイプ)
やきものの質感や厚みから瓦屋根は高級感があり、家を建てるなら瓦屋根がいいなと思っていました。迷うことなく三州瓦の家にしましたが、その後、瓦以外の屋根材は色が塗装のため数年経つと変色してしまい補修が必要になったり、また板金屋根は夕立ちなどの雨音がすごく気になると言った話を耳にしました。瓦屋根の住宅は、そういったストレスを全く感じさせることがなく、大正解だったと満足しています。
建築date 使用瓦:J形(いぶし瓦)
住宅は一生に一度の買い物と思い、地震や台風に強いのはもちろんのこと、建てた後も手間がかからず長持ちする家にしようといろいろ調べて考えた結果、屋根は瓦にしました。瓦屋根の家は構造も丈夫で、今の施工方法は全部の瓦を釘で留め付けるので崩れることは無いそうです。見た目もかっこいいし気に入っています。
建築date 使用瓦:F形(フラットタイプ)
家を建てることになりどんな家にしようかいろいろと考えましたが、屋根は瓦屋根にしました。私の実家も瓦屋根でしたが、私の記憶する30年ほどの間では屋根を修理したことは一度もありませんでしたし、見た目もほとんど変わっていないような気がします。最近の瓦は形もいろいろなものがあり今どきの家によく合うし、これから長い間付き合う住宅は、手間のかからないことが一番だと思います。
建築date 使用瓦:F形(Uタイプ)